あたしの証~番外編~

「わかってる。
あかりを不安にさせたくないんだよ。
俺はあかりしかいないから。俺にはあかりしかいないから。
他の女なんか眼中ない。
俺がどんだけあかりを好きか見せてやりてーよ」



ぎゅうぎゅうとあたしを抱き締めながら、なつきは耳元で呟いた。



なつきの言葉に胸がきゅうんとする。


「なつき…」



余韻に浸る間もなくガバッと急になつきが、自分からあたしを剥がすと


「あのなっ、言っておくが俺だって心配なんだぞ?」

と、真剣な顔でなつきが言った。



「…あたしが?心配?」



え、なんで?
あたしのどこが?



「……お前自覚なさすぎ」


「どーゆうこと?!」


「男の客であかり目当ての奴もいんだって」


「はあっ???」



またまた初耳。