あたしの証~番外編~

「……なつきね、モテんの」


「まあ、なつきちゃん可愛いものね。
あ、私は咲夜ちゃんのがタイプだけど」


「も、もうっ!りなさんったら」


れんさんがカッコいいのもわかってる。
だって、R.L.FのNo.2だしね。



「ふふっ、それで?」


「今日もね、女の子のお客さんに帰り際連れ出されて、戻って来たら笑顔で」


「うん」


「よくよく考えたら、なつきのお客さん女の子多いし。
今まで気にしてなかったけど、仲良く喋ってる子いたし」


「うん」


「って考えたら不安になってきて」


「そっか、あかりちゃん…可愛いっ!」


「えっ?」


「ジェラシーでしょ?」


「ジェっ、ジェラシー!?」


「うん、なつきちゃんを十分好きな証拠じゃないの!」


りなさんはニコニコしながら、よく出来たわねって感じで。


「…認めんのムカつくけど」



それにあたしは口を尖らせながらそう言った。