あたしの証~番外編~

「はい、今日はこれで終わり。
お疲れ様でした」



貴さんはふぅと、額を拭う仕草を見せてそう言った。


衣服を整えた俺に、注意事項が書かれた紙を手渡す。
それから説明を始めた。


その説明をしっかりと聞く。



次の予定を決めてから、初めて哲を見ると腕を組みながら眠っていた。


心配だからって…ねみぃなら家にいたらいいのに。




「哲、終わったぞ」



カチャカチャと貴さんは片付けをしている。
その横で俺は哲の肩を揺すった。



「……え、………あれ、夏樹…?」


寝ぼけながら、目をこする哲は俺を見る。


「はあ、終わったっつうの」


「えっ、いつの間に!」


哲は半分閉じていた目を見開くと、声を上げた。



「ついさっき」


「ええっ!まじ!」


「だから、帰ろうぜ」


「………うん」



寝ちゃったことが悔しいのか、哲は俯いた。

別に見てて楽しいモノでもねーだろ?



「じゃあ、貴さん。今日はありがとうございました」


立ち上がって、貴さんに俺は挨拶をする。