あたしの証~番外編~

その日。


哲と別れて家に帰ってから、眠れなくて布団の中でゴロゴロしていた。




そこへしほからメールが入る。



【眠れないー!
夏樹は何してる(o>ω<o)?
寝ちゃったかな】




可愛らしいメール。

木下さんとメールなんかしたことなかったけど、きっと木下さんならこうメールするんだろうな。


って。





最近、しほとメールするようになってから思うようになったんだ。




しほと比べてる時点で、俺が木下さんを好きだなんて明白なのに。
当の俺は全くそれに気付かずにしほとメールをしていた。





お気楽だよな。

それでしほのことも傷付けてたのに。