アタシはチラリと彼の手を盗み見る。







すらっとした細長い指



そんなにごつくない手。







ぐぬぬ・・・



男のクセに女のアタシより綺麗な手しやがって・・・









「な、何でダメなの?」




「嫌だから嫌なの。」






本当は嫌じゃない。



てか、あ、れ・・・?






いつもならアタシが「やだ」って言って


この話は終わるのに・・・