「ほらよく見ろ、俺の方が若干手大きいし」 俺は彼女の手に自分の手を重ねる。 「手汗がかいてもひいたりしないし、 さっきのは俺がただ拗ねただけだし、 愛想ついたり嫌いになったりなんてしねーから そんなこと気にすんな」 「本当・・・?」 涙目で上目遣いで聞いてくる彼女に思わずドキっとする 多分、無意識なんだろーけど。 「お、おう・・・(赤面)」