10分程たっただろうか。



『もういいかな。』



安心して腰をおろそうとしたとき、



「みーつけた!」
『キャァァァァァァァ!』



思わず叫んでしまった。
何コイツ。猫かなんかか!!?



「お願い!クリームパン頂戴!橘さん!」



『なんで名前…』



こんなやつがなんで私の名前知ってるの?



「有名人だよ?笑わない美少女って。」



…今日はいろんなことを聞く日だな。


私はクリームパンを放り投げ、冷たく言った。