中にいる人を見た瞬間、自分の目を疑った。
あぁ、目までおかしくなったか。


「あ、春。」



『瞬!?』



なんと、床に瞬が寝そべっていた。



『なんでここに…』



「なんでって…生徒だからだよ?」



瞬は自分のネクタイをヒラヒラさせて言った。
確かに、瞬が身に付けているネクタイは、この学校の指定のものだけど…


『瞬って社会人じゃないの?』