チュンチュン…



『…ん。』



鳥の鳴き声で目が覚める。
…昨日はあの後、瞬と連絡先を交換して帰ってきた。



時間を確認してベッドから起き上がる。



学校なんて行きたくない。
でも、行かなきゃあの人に頭があがらないから。


ローファーを履き、
『行ってきます。』
そうつぶやいた。


その声は空に消えていった。