パシッ



乾いた音がして拳を受け止める。



…予想外だ。私を殴ろうとするなんて。



「やっぱ白桜だね。俺のパンチ受け止めちゃうなんて。」



瞬は余裕な顔でニヤリと言った。



「こんな場面で嘘ついても仕方ないでしょ。」



そう言えば意地悪そうな顔を崩して



「それもそうだね。嘘だったら気絶するまで殴るとこだったよ。」



と、恐ろしいことを言った。