結局寝れなかった…

朝から散歩する不良とか
イタすぎないか！？

恥ずかしすぎる…

って、あれ？
あれって…黒薔薇…？

どうしてここに…

あれ？
隣にいるやつ男じゃん
もう一人、二人、三人！？

おいおい、黒薔薇…襲われちまうじゃねえか！


その横に立ってる女…見てるだけ！？
なんか…指図してる…？

って！これ！

襲わせようとしてんじゃん

人間のクズだな…
ったく！

「黒薔薇…待っとけよ…！」

俺は今までにないほど
全力で走った。
こんなに走ったこと、ないくらい。

あれ…？
男達…鉄パイプ持ってる…？


おいおいおいおい
それはダメだろ！

そう思ったとき
『ガンッ』

目の前で黒薔薇が殴られた。
…は…？

黒…薔薇…？

「死なないでくれよ！」

俺は、必死に叫んだ。
でももう手遅れだった。

自分で自分を責め続けた。