『じゃぁ…
    お前に今必要なのなんだ?』

 すると朱い鳥は…
 
 遠いはるか向こうを見て…

 小さく小さく

 「光…」

 とつぶやいた…


 それを聞いた赤い龍は…

 『ならば…我がそなたの
       ‟光„となろう』

 
 その瞬間ふたつの‟あか„が重なり

 今まで暗闇だった世界が光で満ち溢れた…