キモチ


弘也side



『あの日』あの人と

一緒にいたのに、俺には何もできなかった

俺が強かったら、もっともっと強かったら

もっと!もっと、、、っ




「弘くん、大丈夫だよ」

「ちゃんとここにいるよ」

そう、だ。

ここにいる、大丈夫、大丈夫だ。



「麗、零。ごめんな、もう大丈夫だ」

俺がそう言うと、二人はクスクスと笑いながら、いつもイタズラ顔でこう言った




「そうだよー、ションボリしてる弘くんなんて、弄ってても楽しくないよー」



「零の言う通りだよー、そんな元気のない弘くんなんてー」










「「僕達が憧れた弘也じゃないよ?」」