キモチ

蓮眞side

あの女の子が出て行ってからこの部屋にはいつもの賑やかさはなくなった


「なーんか、つまんねぇリアクションだった
よなー?」

「まぁ、確かにね?」

「うん、普通はさ?顔を赤らめるとかやるよねー」

「よく分かってんじゃねぇか、双子くん」

「「頭撫でてよー!」」

「そーいうのは、弘也に言えよ」



な?そう言って横を見た

そこには、真っ赤になって動けなくなっている弘也がいた


「おーい、弘也くーん?」

「・・・・」


目の前で手を振って呼びかけるがリアクションはない


「ひーろーやーくーん!!」

「・・・・」



マジかよ、こんなにも真っ赤になって動かないってどんだけ嬉しいんだよ