注文をして、ちょっとの間の沈黙。


黙っていればいるほど辛くなって、成美に聞いてほしくって、口を開く。



【舞がさ…さっき、男の人と一緒にいた。めっちゃ笑顔だった。その男の人ってのがさ、今日の試合の相手だったんだよ。おれさ、なんか自分がめちゃくちゃみじめでさ…】



成美はおれの言葉に、なかなか言葉を返してくれない。