10分もすれば、おれが通う青欄学園に着く。 校門で誰かがこっちに手を振っている。 舞先輩だ。 【春クン、おはよー!!来るの遅い―!!】 【すいません。でもいっつもこんくらいなんですけど…】 【明日からはもう10分早く来てよー??そのぶんお話しよ―??】