気がつくと、もうあたりは真っ暗だった。 携帯の時計を見る。 8時だ。 【もうこんな時間か。まだ春クンと一緒にいたかったな…】 【学校でだって会えるし、休みの日はまた遊ぼうよ。】 【うん♪】 【じゃあ…帰りますね。】 駅まで送ってくれた舞におれは、優しいキスをした。 舞がはにかんでいたのが暗くてもわかった。