教室で座っていると、篤紫が飛び込んできた。 【春仁、橘となにがあったんだよ!?橘が廊下でめっちゃ泣いてだぞ!!】 【…別れた】 【はぁ?なんでだよ!!】 【…】 【なんとか言えよ!!】 おれもよくわからなかった。なんで別れようなんて言ったのか。だから篤紫の言葉になにも返せなかった。