試合後、おれたちはそれぞれ違うチームからのオファーをうけた。 篤紫も圭一もほぼプロが決まった。ただ、おれは返事をしなかった。 なぜだか自分でもわからない。今はしたくなかった。 夏休み、1回だけ成美と会うことができた。