「おぅい、ちょいと何処か出かけないかー?」

同級である四郎から声がかかった

「今行く、待ってろ!」と、俺は声をかけた。

その時

「此処は...何処なの?」
タタタ...

「え?」

同い年ぐらいだろうか、道に迷った風の女子が走っていった。

だが、それにしては何処かで見たことあるような、そんな女子だった。

「ちょっと、俺用事出来たからまた今度!」

と、同級の四郎に伝えるなや否や、後を追い始めた。