安西「まったく、灘田はちゃんとやって――って、灘田ぁーっ⁉」






灘田「……安西…救急車って何分で来ますか?」







安西「灘田。救急車はタクシーじゃないぞ(真顔)ってか倒れる気満々かよ‼頑張れや‼」









灘田「……も、もう…無理…です…」







安西「あと25キロだ頑張れ灘田‼」








灘田「……に、25キロ…って何時…」









安西「灘田。25キロは時間じゃないぞ距離だ(真顔)」








灘田「……ってか、安西だけ車とか…ずるい…乗せてよ」










安西「灘田…高校生活であと一回しか走れないこの大会を棒に振りたいのか?(真顔)」










安西「これを走り終わった後、女子の歓声と男の友情が育まれる一年に一度の大会だぞ?」










安西「本当にリタイアして良いのか?(真顔)」









灘田「……あのさ、安西」






安西「なんだ、灘田……?」








灘田「……キモいよ(真顔)」








安西「おいこらクソガキ」