重い足取りで学校に着く。


机を見るのが妙に怖い。



なにもなければ…
誰も私に興味がないと証明されたようなもの。


あればあるで、どうせキモいとか書かれているんだろう。




恐る恐る机を見る。




「……⁈」




そこに書いてあったのは


『リンゴです。』




まともな返事…

まだ書いてある。



『あなたはなにが好きですか?
お答え待ってます!^ ^』




かなり女の子らしいけど、

字からして男子だろう。




手紙やメール。そういったものに耐性がない私の心は、


一瞬にして惹かれてしまった。




もっと、もっと…






あなたが知りたい。