面談の最後に担任は突然おかしな事を聞いてきた。


「お前は、自分の顔が好きか?」


「いいえ、嫌いです。」


「なんで嫌いなんだ」


「理由なんてありません。」



「それは、本当に嫌いなんて思ってないから理由なんて言えないんじゃないか」


「そうですかね」


「勉強も同じ。嫌いだと思い込んでる奴ほど、本心は好きなのかもしれない。だから、俺が言いたいのは、なんでも嫌いだと思いこむな。好きになる努力をしろ。」