資料作りを区切りのいいところまで終えて、事務所を出た。 スマホの画面をつけると、LINEが来ていた。 美紗からだ。 ―聡んちのエントランスにおる ビールも買ったから そのメッセージと共にグッドスタンプがついていた。 メッセージが来てるのは、約三十分前。 分かった、とだけ返してアパートまで軽く走った。 美紗は待たせるとうるさいからな。 アパートに着いて、郵便受けの隣にある小さなベンチに目を向けると、スマホをいじっている美紗がいた。 隣には大きなコンビニの袋もある。