「あれ、良いところのものなのよ?もう絶対やらないわ」 腕を組んでぷいっと横を向く社長が、なんだか可愛らしく見えた。 「明日、妹さんも呼んだらどうかなと思ったんだけど。 帰られたなら仕方ないね」 そう言って社長は社長室に向かっていった。 明日?なにかあるっけ? 何もないはずだけどなぁ… 仕事に追われていて、何があるのかなんて考える暇は無かった。