その日の夜、緊張しすぎて寝れないくて気づくと朝になっていた。 やっぱり、告白とか無理〜… 「眠たそうだね?」 欠伸をしながら廊下を歩いていると、後ろから来た咲歩が話しかけてきた。 「緊張しすぎて全然眠れなかった……」 「やっぱり?」 「まさか、咲歩……」 「……テヘッ」 ……テヘッじゃねぇーよ…… 確信犯…… ジッと咲歩を睨んでいると 「まぁまぁ。実里、いい報告待ってるからね〜」 肩をポンと叩いて、逃げるように自分の教室に入って行った。 咲歩、逃げたな……