ドアをそぉっと開けて、中をキョロキョロさせて見た。
よかった……
まだ男子はいない……
ホッと安心していると、
「あの……、中に入らないんですか……?」
振り返ると同じクラスの人なのか、あたしを不審者のように接していた。
「あはは……、今から入ります……」
苦笑いをしながらドアを開けて、中に入った。
さっきの子から変な視線を感じたから気にしないフリをしてと黒板のところに行った。
黒板に貼っている座席表を見て、自分の席を確認した。
やった……‼︎
窓側の1番後ろだ……‼︎
小さくガッツポーズをして、自分の席に行って座った。


