「んで?分かったの?」



「何が〜?あっ、これ美味しそう‼︎」




そんなあたしを見て、はぁ…とため息をついた咲歩。



咲歩を誘ったのは久しぶりにゆっくり話そうと思ったから。



学校の近くのファミレスに入り、何食べようかメニューを見て選んでいた。




「日向くんのこととはどうなったの?」



「あっ、これ期間限定なんだ。」




すると、咲歩にメニューを取り上げられた。




「話を逸らそうなんてことはさせないから。」



「は、はい……」




ため息をついて、メニューを机の端に立てた。