女の方を見ると、泣きそうな顔をしていた。 「あんたのせいで……、実里、苦しんでいるんだよ⁉︎」 「…………」 「さっきも実里のクラス、バーベキューの片付けを実里に押し付けて帰って行ったんだよ……。それに、さっきもトイレに行ったっきり帰って来ない。」 「あんた実里をどうしたいの……?」 「分かんねぇーよ。2週間前にケンカしてから、ろくに話してねぇーし……」 「そうしている間も実里はずっと苦しんでいるんだよ⁉︎ねぇ、中途半端に接するなら、今後一切実里に関わらないで……‼︎」