「美味しい……」
「当たり前です‼︎バーベキューは絶対美味しいんですから‼︎」
「ふふ、そうだね。」
そう言って、お肉をもう一口食べた。
咲歩が言ってたことと全然違うなぁ……
こんな優しい子が感じ悪い訳ないのに……
誰が何を言おうと、雅はとってもいい子なんだから。
「じゃあ、私そろそろ戻りますね。」
「ごめんね、いっしょにいてもらって……」
「気にしないでください。あたしが好きでやったことですから。」
ニコッと笑って、自分のクラスに戻って行った。
雅を見届けて、あたしもイスから立ってコンロのところに行った。


