「あーあ、実里に嫌われちゃったね。」




呑気にカフェオレを飲みながら、教室のドアを見ていた。




「ま、私には関係のないことだけどね。」



「は?お前、あいつと友達じゃねぇーのかよ。」



「本当鈍感。一つだけ教えてあげる。私、実里の味方じゃなくて日向くんの味方だから。」




不敵な笑みを浮かべながら、立ち上がって教室から出て行った。



松川の言った意味が分からなく、松川が出て行った教室のドアを見ていた。