頭をガシガシ掻いていると、机の上に弁当が置かれた。



横を見ると、あいつが不思議そうな顔で




「食べないの?」



「今から食べるんだよ。」




蓋を取って、アスパラベーコンを食べた。



やっぱり美味いな……




「実里、いっしょに食べましょう‼︎」




いつものように松川がやって来た。


吉村の前の席に座って、吉村と向かい合った。



ナポリタンを食っていると、誰かから視線を感じてその方を見ると松川がこっちを見ていた。




「……何。」



「なんでもないよ?」




ニコッと笑いながら言うと、吉村の方を見て話していた。