「実里は日向くんのことが好きなんですか?」




松川の爆弾発言に吉村はビックリしたのか喉を詰まらせていた。



俺も箸でプチトマト掴み損ねた……




「雅、それは絶対ないから。あんな奴好きになるなら、カエルを好きになった方がマシ。」




おい……


俺はカエル以下かよ……



箸を置いて吉村の方を向き、吉村の頭をガシッと掴んで俺の方に向かせた。




「どの口が言ってるんだ?み、さ、と、ちゃん。」



「さぁ、どの口が言ったのでしょう?」




素直にならないから、デコピンしてやった。




「いったぁ〜…」




キッと睨まれたが気にしないで箸を取り、残りの弁当を食べた。