首をブンブン横に振りながら廊下を歩いた。
下駄箱で上靴を脱いで、ローファーに履き替えて駐輪場まで歩いた。
駐輪場で自分の自転車が置いてあるところに行くと、男女の声が聞こえてきた。
喧嘩してるっぽい……
関わるとめんどくさいから早く帰ろう……
自転車を漕ごうとすると、誰かに腕を掴まれた。
「た、助けてくださいっ‼︎」
「はい⁉︎」
かなりの美人があたしに助けを求めてきた。
「男の人に突然告白されて…、断ったんですけどしつこくてさっき襲われそうになったんです……」
辺りをキョロキョロ見ると、すごい形相の男の人がこっちに走ってきた。
うわぁ……、かなり怒っているね……


