「は?今日は初詣だけって行ってたじゃねーかよ。」
「友達に誘われたのよ、人足りないから来てーって」
「合コンってわけか……」
「だから、今日1日2人きりだから頑張りなさいよ」
「何も頑張ることねーけど?」
「バカね、親も姉もいない、家に帰ると2人きり、しかも今から寝る、もう分かったでしょ?」
あいつとねぇ〜…
何も起きないような気がするが……
「言っとくけど、1人で突っ走らないでよね。ちゃんと実里ちゃんの了承得なさいよ」
「分かってるよ」
信じてないような顔で俺を見ている姉貴。
俺どんだけ信用されてねーんだよ……
「お待たせしました‼︎」
着替えを持った実里が家から出てきた。
「よしっ、じゃあ、伊吹あとはよろしくね」
手をヒラヒラさせて、駅の方にいった姉貴。


