「確かにそれは少し思ったけど。」




だよね……



普通誰でもそう思うよね……




「実里が最終そうしたいって思っていたなら、私からは何も言わないよ。」



「咲歩……」




咲歩はいつもあたしの意見を尊重してくれている……



これってすごく幸せなことだよね。




「でも、これからはすぐに相談しなさいよ。」



「はい、ごめんなさい……」



「じゃあ、私そろそろ帰るね。明日からはちゃんと学校来なさいよ。」



「うん、わざわざ来てくれてありがとう。」



「実里のためなら私どこでも行くよ。」




その言葉を聞いて、涙が溢れ出した。



でも、心はすごく暖かった。






悲し涙じゃなくて、嬉し涙だからーー。