「清水先生!森岡夕也が運ばれた病院はどこ?私彼女なんです。お願いします。教えてください。」


  私は必死で清水に頭をさげた。


  「ごめんな、宮橋。お前にだけは教えても良いと森岡本人も森岡の親族もおっしゃってる。だがな病院には来ないでくれと。」


  清水は残念そうな顔をして言った。



  「良いですよ。それで・・・夕也は?」


  清水の顔色がかわった。

  「ショックをうけるのは良いがお前自身、精神的に追い込むなよ?」


  「はい。」



   何?


   なんなの?




   夕也。




   夕也。



   「森岡はだな、実は・・・・------というわけなんだ。」