なんてことがあってからというもの、双葉は彼氏の話をしなくなった。 気を使ってくれているのがわかる。 「しっかしなぁ…。千晶の男嫌いはなおんないねー」 「気持ち悪いんだもん」 双葉はやれやれと言うように肩をすくめた。 「琴平さーん。先生用事あって行けないから、図書室の整理よろしく!」 誰からも好かれやすい先生、須田先生がいったなら仕方ない………笑 「ふーたばー!先帰ってていいよ!」 「わかった!」 ということで図書室へむかう。