RAN

那々斗))「それは知ってる。
俺が聞いてんのはそーゆーこと
じゃなくて、何で何も言わずに
俺たちの前からいなくなったの?」

俺達に頼ればよかったと思うし…。

蘭 ))「止められたら、
行くの嫌になっちゃうから。」

蘭は抱きしめ返してくれた。

那々斗))「だから言わずに離れていったの?」

蘭 ))「うん…。」

那々斗))「バカ。」

何も言わなかったのも嫌だけど、
気づいてあげられなかった俺も嫌だ。