RAN

那々斗))「蘭。」

那々斗は突然あたしの名前を
呼んで手を強く握った。

きっと薄々気づいてるんだよね?

那々斗))「ずっと、そばにいろよな?
絶対離れんなよ?」

蘭 ))「…。」

無言のあたしになにも言わずただ
暖かい那々斗手であたしの手を
包んでくれた。

那々斗の手はいつも暖かい。

ごめんなさい、那々斗。

うなずくことができなくて。

ありがとう、こんなあたしを
必要としてくれて。