「聴取の段階では戸籍までは調べない。それとも、戸籍も弄っちゃってるのかな? でも、流石に骨格までは変えられなかったね」 (! あの時――!) 彼女は、静さんの肩を抱いた。まさか、それを確かめるために……。 「わぁ、すっごいなぁ。そこまで見抜いてたんだ! 尊敬しちゃうなぁ、“僕”」 らんらんと目を輝かせ、静さんは言った。 「好きだった――うぅん、愛してたんだね、涼子さんのこと」 「オネェチャンはずーっと僕だけのモノ。オネェチャンは、僕の憧れ。僕の大事なヒト……」