喉の奥をくつくつと鳴らし、狂気に満ちた笑みを浮かべ静さんは立ち上がり、大袈裟にかぶりを振る。 「ストーカーなんかに殺させたくなかった。オネェチャンは私のもの。私だけの――」 「嘘はよくないなぁ」 彼女は、静さんの言葉を遮り、続けた。 「キミ……オトコノコでしょう?」 「!」 静さんが、男――?! (そんな、馬鹿な……) 俺は息を呑んだ。