「静、さん――……?」 どくり、と、一際大きく鳴る鼓動。 脈が速くなる。 「そうだよ。私が殺ったの。だぁい好きなオネェチャンを」 「嘘、だろ……」 あんなに、悲しみに暮れていた静さんが、犯人だなんて。 俺には信じられない。 信じたくない。 「嘘なんかじゃないよ。ねぇ、あなたなら解ってくれるよね」 「解るわ」 彼女は、笑っていた。