「キミね、ココに来てから今日で二十八日――一ヶ月近いじゃない?」 「はぁ、そうですね」 (唐突だな、随分) 仕事には慣れたか、とか、この人も人並みなことを気遣ってくれていたりするのだろうか。 ……ちょっと、きゅんとする。 ただの奇人変人じゃなかったんだ。 そう思うと、貼り付けたようなにんまり顔も可愛く思えてくる。 「髑髏ちゃん」 「……は、」 「髑髏ちゃんって、呼んでいい?」