「そ、そうなのか!?」


あたしの言葉にお父さんの顔がパッと輝いた。


「うん。だって、お母さんが出来れば、ご飯も洗濯も掃除もしなくていいんでしょ?」


「ま、まぁ…その通りなんだが…」


明らかに落ち込んだような顔。

え、なに。お父さん、もしかして…


「再婚したいの?」


「えっ!…
や、そのっ…そういうんじゃないんだが」


あわてふためくお父さん。

あ、やっぱいるんだ。再婚したい人。