脱☆年下系男子





 よく分からないけれど、一応返事をした。



 先輩は、そんなあたしを笑って、


「なんも分からないのに返事するなんて、ダメだよ」


 と言った。





「は……?」


 どういうこと?

 あたしは、首を傾げた。






 …………その時。



「……わっ!」




 ぐって手を引かれたと思ったら、いきなり心地よい温かさがあたしを包んだ。


 あたしの目に映るのは、風景じゃなくて、制服の青いネクタイ。




「……せ、先輩?」


「……ちょっとだけ」




 そう、先輩の声が聞こえて、あたしを包む腕の力が強まった。




 これは、もしかして……


 あたし、守先輩に抱きしめられちゃったりしてる?




 嘘でしょう……///