脱☆年下系男子






「……そこに、答えがあるんだよ。渉が畑にとってどういう存在で、畑がどういう風に渉を見てるのか。考えてみ?」





 守先輩は、あたしの頭を撫でた。


 あたしは、やっぱりドキってした。




「……先輩って不思議。なんで、そんなにあたしと渉くんのことに親身になってくれるんですか?」




 あたしには、やっぱり分からなくて。


 本当なら、離れろって思うはずでしょ?



「さぁ?なんでだろうねー(笑)」



 そう言ってたぶらかした守先輩の顔は、とても楽しそうだった。





「さ、着いたよ?じゃあね、畑」


「あ、はい……」



 気づくと、もうあたしの家の前。



 先輩はどこか悲しそうに笑った。



「……畑、ちょっとだけいいかな?」



 先輩は一度背を向けたが、またこちらを見て言った。



「え……あ、はい」