脱☆年下系男子





 ~守side~






「ただいまー」



 家に帰ったら、リビングに渉が制服のままいた。



「渉、畑泣いてたぞ?」


 俺は渉に話しかけた。


「うるさい、守に関係ない」



 ったくー、反抗期ってことか。



「あーあ、畑は可愛いから取られちゃうぞー?」



 俺みたいなやつに?


 ま、畑は誰にも取られなさそうだけど。


 だって、もうあいつは……



「……うっさい」



 渉はほっぺたを膨らました。



「……あっそ。ってかお前がのろのろしている内に、俺告ったから」


「……はあ!?」



 渉は、驚いたように声を上げた。



 ははっ、面白い♪