少し物言いたげな目で見る和葉。
「うん、だよね。好きだった人の弟だもんね」
「ははっ、カッコいいんだっけ?」
「うん、多分?」
ちょっと話そうか。
時間がかかるかもだけど。
「あのね……日曜日に突然現れたの。生意気で、ムカつくことばっか言ってさ。」
「うん」
「しかも、気に入ったとか言って告白されて!」
「うん………は!?」
和葉は驚いたように、俯いていた顔を上げた。
前の席の子の椅子を勝手に借りて、あたしは座った。
「おかしいよね、だから怒ってさ。ちょっと大人ぶって対応したかったんだけど、ムカつくことばかり言うし……キレた」
「ははっ……」
困ったように笑う和葉。
「で……なんか色々あって仲良くなったの」
「大分短縮したな」
小さなツッコみも入りつつ、話が続く。


