脱☆年下系男子





「関係ないことはないだろう?後輩に弟が絡んでるんだから」



 少し怒ったように言う守先輩。

 そして、少し拗ねたような渉くん。



 兄弟喧嘩が始まるような感じで、間に挟まれたあたしは、ただ意味もなく焦っていた。




「あの、せんぱっ」


「ただの後輩だったらいいんだぞ。でもな」


「え?」



 その言葉……まるで、あたしがただの後輩じゃないみたいな。


 ドキドキしながら、次のセリフを待った。

 でも、やっぱり期待しているのとは違った。



「お前は、畑に迷惑をかけたんだぞ。自覚あんのか?それでも、付きまとうのか?」


「……っ」




 あぁ、そういうことか。

 普通に考えてそうだよね。



 けど、そんなはっきり分からせないで。


 確かに、あの日、整理はつけられた。

 それでも、まだほんの少し〝好き〟の余韻が残ってるんだから。


 傷つく、素直に。



「畑も。こいつに付き合わなくていいから」



「違います」